選挙がまた、近づいてる。

選挙は、最近好きじゃない。

選挙が好きじゃないと言うよりは、政治が好きじゃないのかもしれない。


仮にも大学では政治を学んできたわけだけど、

今思えば、私が好き好んだのは王制やら独裁制だったな。

理由は単純だと思う。


その明確さ。

昔であればあるほどいい。


自国民に、食べ物を。

自国民に安心して暮らせる毎日を。


それで政治が成り立っている。そんな時代のお話。


昔であればあるほど、資料の種類や数が激減する。

本当はいろいろな悪意や傲慢さや、犠牲があるんだろうけど、

昔の政治は英雄的な逸話だけが一人歩きしてたりする。

だから、ラク。


もちろんいつの時代だって、独裁には独裁なりの問題があるし、

政治ってものがいろんな側面があって、

うまくいっているようなある政治の裏では、たくさんの犠牲があったり。

それがわかってないわけじゃない。


けど、情報共有って何ってな時代で、少数意見が

表面に出にくかった頃の政治は、勧善懲悪な感じがする。

なにが○で、何が×か。

考えやすい。


それがいろんな情報を発信・受信できる今。

何を○として、何を×とする?


高齢者に優しい政治?子供はどうなる?

働き盛りはどうでもいいのか?


これはただの例だけど、何かにとっていい政策ってのは、

きっと他の何かに犠牲を強いることだと思う。

なんの問題を最優先にするかで、倫理観も問題になるわな。


全部のもの、自然や人や街や見えるものも見えないものもすべて。

それらが得をしたり、歓迎できるものって今、思いつかない。

そんなんがあったら、とっくに政治は動いてるよな。